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阪神大震災の爪あと 出展:消防科学総合センター災害写真データベース

はじめに

 災害対策として水の確保が必要。とは分かっていても、具体的にはどうやって、どれくらい準備すればよいのか?分からずに先送りにしている方も多いと思います。 当ページでは、直ぐに行動に移せるオススメの災害対策をご紹介しています。


災害対策は水の確保が最優先

 災害対策として考えなければならない事項は、「衣」・「食」・「住」の各ジャンルにおいて色々ありますが、中でも人間の生命の源である水の確保を最優先で考える必要があります。

 電気、ガスといった他のライフラインも重要ではありますが、水を自力で確保することが被災後の生活を安定させるためには不可欠です。

 阪神淡路大震災でライフラインの復旧に要した日数を見ると、電気、電話は1~2週間で復旧し、水道、ガスの復旧には3ヶ月程度要したことが分かります。ガスが無かった時代もあったことを考えると、水の確保が最重要であることが分かっていただけると思います。

給水車_出展 消防科学総合センター災害写真データベース
阪神大震災でライフラインの復旧に要した日数(神戸市のデータ)
ライフライン種別  復旧までの概算日数 
電気  7日間 
電話  15日間 
水道  91日間 
ガス  85日間 

では、災害対策としての水の確保はどうすれば良いのでしょうか?

災害対策には備蓄と浄水の組み合わせがオススメ

 当サイトでは【備蓄】と【浄水】による対策をオススメします!

 一般に、1日1人最低3リットルの飲料水が必要といわれています。4人家族の場合は1日あたり12リットルとなり、これを3ヶ月分備蓄するというのは一般家庭では不可能といえます。 従って、水の備蓄は給水車による配給が開始されるまでの2、3日分とし、以降は給水車に頼ることになります。

 とは言っても、常に給水車から十分な量の水を確保できるとは限りません。工夫して節水することは当然としても、「どうしても水が必要だけど足りない!絶体絶命だ」という場面は想定しておく必要があります。さらに、給水車から確保した水が衛生面で不安な場合もありえます。

 そこで、浄水器の準備を強くオススメします。ここで言う浄水器とは、一般に利用されている水道水をより「おいしくするため」の浄水器ではなく、「通常は飲めない水を飲めるようにする」というサバイバルタイプの浄水器です。最近は高度なフィルター機能により川の水を飲用に出来るまで浄水できる製品が比較的安価に販売されていますので、万一のために準備しておきたいものです。

災害対策としての水の備蓄

 水の備蓄の目安は、4人家族の場合は1日あたり12リットル×3日分で36リットルとなります。 では36リットルの水をどのような方法で備蓄することが良いのでしょうか?

■組み合わせ

 当サイトでは以下の組み合わせでの備蓄をオススメします。

お勧めの水の備蓄方法と量の目安
No. 種別  量   説明
市販のペットボトル入り飲料水 9ℓ ・飲用
・被災直後に取り回しやすいペットボトル
・1.5ℓペットボトル×6本
水道水 40ℓ ・飲用、および手洗い・トイレ等の用途
・20ℓポリタンク×2
長期保存用ポリタンクを使用
↑以上は最低限として確保しましょう!
↓以下は更なる安心のための余力として、一戸建ての場合は是非おススメ!
雨水 50ℓ ・手洗い、トイレ等の用途
・緊急時には浄水して飲用にも
市販の雨水タンク 利用で意外に簡単
・自治体によっては助成金対象も

光触媒で長期保存可能なメデタンク

 全てを長期保存対応のポリタンクで備蓄しても構いませんが、被災直後の水分補給や使い勝手を考慮するとこのような組みあわせが良いと思います。

雨水タンクの例

 更なる万全を期したい方に雨水タンクの活用も検討の価値ありです。

 なお、上記の1、2の組み合わせでも合計49リットルとなり、必要といわれる36リットルに対して十分な余裕を持つことができます。

■備蓄水のローテーション(交換時期)

 一般には市販のペットボトル水で2年毎(未開栓、常温)、長期保存用ポリタンクに入れた水で3年毎(注)での交換になりますが、実際に準備した商品毎に異なるため、詳細はそちらをご確認ください。

 (注)長期保存対応ポリタンクではない通常容器の場合は3日毎の交換が必要です
             

 また、トイレ等の生活水として利用するために、前日の風呂の残り湯を捨てずにおくことも忘れないようにしましょう。

被災時の浄水

 備蓄した水を使い果たす前後には給水車がやってきて、少なくとも生命を維持する量の水は確保できるようになるでしょう。

 ところで、給水車からポリタンクやポリバケツに入れた水をそのまま飲む事に抵抗を感じる人も多いのではないでしょうか? 被災直後のパニック状況下ならともかく、数日経過してあるていど落ち着いた頃には衛生面に気が向くのは当然です。 実際、使用するポリタンクやポリバケツを事前に洗う事すら出来ない可能性の方が高いでしょう。 被災時には特殊な環境下の生活で体力が落ち、普段よりも免疫力が低下することも多いため衛生面の確保にはむしろ普段よりも気をつけるべきなのです。

 この衛生面の対策のために浄水器の利用をオススメします。

 前述しましたが、ここで言う浄水器とは、一般に利用されている水道水をより「おいしくするため」の浄水器ではなく、 「通常は飲めない水を飲めるようにする」というサバイバルタイプの浄水器です。

 具体的には、スーパーデリオス という製品が有名であり、当サイトでもオススメします。

スーパーデリオスとドリップデリオス

オススメするポイント



まとめ

 上記でご紹介した「備蓄」と「浄水」対策は、1万円程度で準備可能です。

 災害はいつ、どこで、どの程度の規模で発生するかわかりません。そのような災害に対して完璧な準備をするためにはお金がいくらあっても足りませんが、 人間の生命の源である水の確保が1万円でできれば安いものです。「災害対策は準備しようと思っているけど、そのうち。。。」などと考えずに、「思い立ったら即行動」が重要です。

 当ページでご紹介している内容をきっかけとして行動に移し、縁あって訪れていただいた皆様の少しでもお役に立つことを願っております。

 最後までお読みいただき、ありがとうございました。